映画の歴史だが、日本においては、今から約110年前の1896年、11月25日から12月1日まで、神戸市で初上映がなされたことが始まりである。
このときの映画というのは、「キネトスコープ」と呼ばれる小さな機械で、一人ずつコインを入れて覗いて見るものであった。このキネトスコープは、エジソンの発明。
この初上映から遅れること2カ月、今度は大阪で「シネマトグラフ」が上映された。このシネマトグラフこそがスクリーン上に映像を映し出し、大勢が鑑賞するもので、現在の映画の原型と言えるものなのだ。ちなみにこれは、フランスのリュミエール兄弟の発明。
映画はその後大衆の心をとらえていき、1912年には「日活」が日本初の映画会社として発足した。またこの年にデビューした尾上松之助が、以降12年間にわたり、映画俳優のトップスターとして人気を博したということだ。
映画の歴史だが、西洋においては、「映画の父」とされるフランスのリュミエール兄弟によって発明された、「シネマトグラフ」がその始まりとされている。
シネマトグラフは、それまでに発明されていたエジソンの「キネマスコープ」が一人一人覗き見するものであったのに対し、初めてスクリーン上に映像を映し出し、大勢の人が同時に鑑賞できるという特徴があった。
このシネマトグラフによる世界初の有料試写会は、1895年12月28日にフランスのパリで開催され、以来、映画が産業として確立するようになっていく。これを記念し、12月28日は「シネマトグラフの日」と呼ばれているのである。
映画産業は1900年代に入るとますます栄え、わずか十数年のうちに、有名なハリウッドやユニバーサル、ワーナー、パラマウント、フォックスなど、アメリカの映画会社のほとんどが設立されることになった。1927年には初のトーキー(映像と音(音声)が合体したもの)が作られ、今日の映画界の礎がほぼ完成したのである。
映画といえば、本来は映画館で見るものである。最近では、テレビの大画面化が進んでおり、かなりダイナミックな映像を楽しむことができるようになってはいるが、やはり映画館の大スクリーンで見る映画は圧巻で、テレビとは比較にならない。
ただ、映画館で見る場合は(当然ながら)入場料が必要で、これが高額ゆえに大きな障害となっている。
そこで、映画をできるだけ安く見ようと思う場合、毎月1日の「映画の日」を利用しない手はない。「映画の日」には、通常なら1800円かかるものが、なんと1000円で鑑賞できるのだ。
「映画の日」のほかにも、レディーズデー割引やメンズデー割引、レイトショーやナイトショーの割引、高齢の方の割引や夫婦のどちらかが50歳以上であれば受けられる割引など、様々な割引制度が設けられているところもある。「映画の日」、そして様々な割引制度――これらを積極的に活用することで、大いに劇場映画を楽しみたいものである。

「映画の日」は、かつては毎年12月1日だけであった。これは、日本において映画が初めて一般公開された1896年(上映期間は11月25日~12月1日)にちなんで、映画産業団体連合会が、そのちょうど60年後に当たる1956年の12月1日を「映画の日」としたことに、端を発している。